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こんぺき出版とは? 
そういえばこんぺき出版っていったいなんなのか、
誰にも何にもちゃんと言ってなかった気がする。

会社?団体?
一体何なのかと言いますと、
わたくしが勝手にそう名乗ってるというのが実情でございます(`・ω・´)

それは昨年の冬
まだまだひよっこの豆塚、
ドキドキしながらとある地元のお店に詩集を納品しに行った時のこと。
「こんなにたくさんの本、どうやって作ってるの?」
と店長さん(これがまた憧れの人であります)に尋ねられ、
どぎまぎ全部手作りだと答えたところ、
「へえ~すごいね。出版社名乗れば?」
と言われ。

出版社! すげえ! 出版社!

と、やけに興奮しました。
興奮はしたものの恥ずかしかったので、そうですね考えておきますそれでは
とか言って足早に退場。

冬の別府は坂の上にそびえる山々から
鶴見おろしというそれはそれは冷たい風が吹き下ろします
普段は一刻も早く家に帰って冷え切った体を暖房でぬくめるのですが
その日は不思議と活力が漲り体が火照っていました。

出版社を名乗るなら何て名前がいいやろうか?
豆塚出版? まめん出版…
などと本気で考えました。
いやいやでも、そんなおいそれといいんやろか?
とかもいろいろ考えました。

いろいろあって結局名乗ったもん勝ちというところで落ち着きました。
そう、概念なんてあってないようなもの。
資本主義という枠に組み込まれた言葉のロジックに隷属する必要なんてあるようでない。
(かっこいいかんじにまとめてみた)

名前の由来はあんま深くはなくって
ただなんとなく響きがいいと思ったのと字面が好きだったから。

そんなこんなでひとり出版社・こんぺき出版は生まれたのでした。

こんぺき出版を名乗り始めて約1年、
すこしずつですが認知され、いっしょに活動してくれる方も増えました。
ありがたい話です。
継続は力ですね。




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オンラインショップ始めてみました 
詩集を作り始めて2年の月日が経とうとしております。
最初はただ自分の作品を本にすることだけが目的で、編集も製本も友人に丸投げしてましたが、
いざ自分の手で作り出すとこれがとても面白くて
作品書くのは二の次でとにかくただ本がつくりたい人になってしまいました。
インデザインまで買ってしまった。

まあそういう話は置いといて
何が言いたかったかというとオンラインショップを作ってみたのです。
今までも一応形としてはオンラインショップ的なものをサイトにこしらえてしたのですが
あまりにもアナログで使いにくいというお声をいただきまして。
(今時郵便定額小為替というものを買う人も少ないのかな…)
ほとんど放置していたこともあり今回一念発起して作ってみました。
何がすごいかというとクレジットカード決済ができるということ!
今までは口座に振り込んでもらっていたのですが、振込って結構めんどくさいですよね。
いやあ、これぞ通販の醍醐味。(?)家にいながらショッピング。
よかったら覗いてみてね。

こんぺき書房 http://konpeki.net/


交換した本を紹介「poegraphy SHIMA」 
自分のサイトで「本を交換しませんか」というのをやっていて、
手作りの本を交換するという企画なんですが(詳しくはこちら→http://mmn.soragoto.net/toredo.html
記念すべき第一冊が先月手元に届きました。
これがまた不思議なご縁でして、
6月の福岡ポエイチの際めっちゃ欲しかった本。
とても貴重な本なのですが、
作った本人の宮窪さんのご厚意で交換に出してくださいました。感謝!
その名も「poegraphy SHIMA」。ということで紹介させていただきます。

cameran_image (2)

「poegraphy SHIMA」宮窪かずき著
A5サイズ 40P 糸かがり綴じ 3000円

福島と広島取材を通してつくられた詩と写真による本。
広島の原爆、福島の原発。
タイトルの「SHIMA」は、福島と広島、そして日本列島のSHIMA。
青いカバーに緑のSHIMAが浮かんでいる。
タイトルは印刷ではなく実際にペンキを吹き付けています。
収録されている「壁の絵」という詩の
スプレー缶で壁に思いを書き殴る描写とリンクするような気がする。

cameran_image (3)

糸かがり綴じで製本されています。
よく使われる中綴じや無線綴じと比べ、
とても手間がかかりたくさん作ることには向きません。
耐久性がありページが欠落しにくく、
ページを押さえなくてもしっかりと開きます。
長く手元に置いておける作りになっています。

遊び紙にクラフト紙。
本文の紙は厚めの和紙。不思議な手触り。
アワガミファクトリーの忌部という紙で、もともとアート用紙。
アート用紙に詩を印刷。だからpoegraphyだそう。

めくるたびに飛び交う、
重く鋭い言葉たちと鮮やかな写真。
胸を突きます。
だけれどただ批判をしているわけではなくって
やるせなさのようなものが全体にあって
さまざまな感情たちが蠢いて、
でも、それを一方的にぶつけられる場所なんてどこにもない。
丹念に行われた取材の中で、
それぞれのさまざまな事情を知ってしまって
ないとわかってしまった。
震える右のこぶしを左手で押さえ、
行き場のない思いはため息となって
ページの余白に漂う。そんなかんじ。
やさしさと誠実さがひしひしと伝わってきます。

内容も本もとても丁寧につくられている
こだわり抜いた一冊。
一冊一冊どのような思いで作られたのか、
と思うと胸が熱くなります。

ずっと気になっていた本だけあってなかなか緊張しました(^_^;)
宮窪さん遅くなってしまってすいません~メロリンQ~m(__)m
ベップアートマンス2013「ふれてほしくて」を終えて 
久々の更新。いろいろとあってブログにまで手が回りませんでした(´・ω・`)
11月2~4日、ベップアートマンスのプログラムとして「ふれてほしくて~見えないものを見るサウンドインスタレーション~」やりました。頑張った~\(^o^)/
その後北高架下商店街にて終了報告というかなんというか、まあレポート的なものを展示させていただけるということでちょっと長いですが文章を書きましたんでそれをそのままアップしたいと思います~



ベップ・アート・マンス2013公式プログラム
ふれてほしくて
~見えないものを見るサウンドインスタレーション~
                  を終えて



点字はおもしろいツールだと思う。
中学生の時
モールス信号をいっぱい覚えようとしていた時があった
テスト時間余った時間
机をトンツーと叩いて斜め前の席の友達と交信して
(突撃せよとかSOSとか意味のないやりとり)こっそり笑いあってた
自分の暗号を考えたりもした

衛藤くんが点字を打っているとき、これだと思った
普通の人にはわからないメッセージ
真っ白な紙に打たれた点に
規則があり意味がある

こんなに面白いものはないと思った
まして衛藤くんってやつは
これを触るだけで解読するのだから
失われた超古代文明の文字を解読するぐらいロマンがある

点字だけで書かれた詩集をつくりたい。

しかも全編書き下ろしで、絶対活字では出さない
きっかけはそんな閃きだった
点字の詩集がぽんとあってもだれも見向きもしないだろう
そんな懸念も同時に浮かんだ
およそ半年間くらいこの名案を懐でぬくめた
アートマンスの話を聞いて、
これに乗っかってやろうとちょっと軽いノリみたいなのもあって

でも何をどうすればよいか
車いす一人と盲目青年が一人
そして荒唐無稽な思い付きじゃ
さすがに力不足だし

衛藤くんは音の世界で生きてる
なら音に精通した人がいい
じゃあアートマンスといえばあの人でしょと思い
日名子英明さんがいるレントレックの扉を叩いた

私たちのちんちくりんなアイディアに
日名子さんは面白いと言ってくれた
最初は受け入れてもらえぬのではないかと恐る恐るだったが
やがて話はどんどん膨らんで
さらに面白いものになっていった


”サウンドインスタレーション”


日名子さんが唐突に発した言葉。
聞いたことのない言葉に私と衛藤くんは顔を見合わせた

要するに、空間や音を使って表現をするということらしい
今回の展示を表す言葉だ
カタカナ語のスタイリッシュな舌触りに
我々はかなりテンションが上がった

それが確か今年の6月
それからいろんなことが動き出した

私は衛藤くんの詩を書くため
とにかく衛藤くんに付きまとった
たぶんすこしうざかったんじゃないかと思う
でも彼の話、いや、話だけじゃなくて
声や、態度や、しぐさや
とにかく衛藤くんのいろんな部分を見ているうちに
こいつは面白い奴だなと感じた

どこまでも素直で自然
自分自身が快適であることに貪欲
なので
こちらが気を使う必要が一切ないと思えるくらい
いい意味でも悪い意味でもストレスフリーなやつだった

話が少しそれてしまったが、
2か月ほどかけて私は彼を見、考え、5編の詩を書いた。


ここにいるのは私の中の衛藤宏章。

あたりまえだけどすべてを理解することはできない
想像しているだけだから
けして私の中に本物の衛藤宏章がいるわけじゃない

今回書いた詩は
すべて衛藤くんの情けないところを切り出して書いている
情けない自分を隠さない
これが衛藤くんの最大のチャームポイントだと思う

情けない衛藤くんにとって
この社会はあまりにも理不尽
そのなかで
いらだったり、悲しんだり、しょんぼりしたり、つよがったり、
でもなんだかんだいって楽しんでいる。

今回は「楽しんでいる衛藤宏章」は直接的に出て来なかったけど
(それは私のせい。くらいから)
その部分は詩集の最後の詩に彼自身の声で表現されている。
「機嫌よう生きちょん」は
彼が熱く語っていた言葉をそのまま詩に整えてみた
書いたのは私だけれど
書いていること
朗読でのニュアンスは
まさに衛藤宏章本人のもの。


ついでに一番最初の「いろはうた」
これはイントロダクション。
最初に「いろはにほへと ちりぬるを~」
と いろはうたをそのまま書いているので
順番を数えれば点字を自分で解読できるしくみ。

これは「いろはうた」を私なりに意訳してみた詩。
最近ジブリ作品をDVDで見返していて
「耳をすませば」を初めてまともに観て
「カントリーロード」の歌詞の訳に心惹かれ
自分もちょっとやってみたくなった。
衛藤くんにはあんまり関係ないけど…



展覧会用の作品を作るべく
別府市街地を巡り
電車に乗って大分まで
衛藤くんと日名子さんと
音を集めに行った

耳をすませて街を歩くと
別府がいかに静かな街なのかがわかった
大分の駅周辺は
耳をすませているとかなり疲れる
衛藤くんがうるさい場所が苦手なのは
理屈でわかってたつもりだったけど
今回の音集めで身に沁みてわかった
このかんじは4編目の詩を聴くと
ちょっとわかると思う
ちなみに衛藤くんは鉄ちゃんで
鉄道大好き
電車に乗るだけで興奮している
今回の作品にも
列車がたくさん出てくる
特に3編目
これは本人の趣味です
なので詩集の表紙にも列車をあしらってみた

それから日名子さんが音をミキシングして
衛藤くんが求める形へと作りこみしていった
電車の音はだいぶこだわりがあったみたい
ラストの電車の扉が閉まるとこなんかは
はじめて聴いたとき鳥肌が立つくらいだった
ATMの無機質な音や子供の声、高等温泉のコンデンサ、白杖をつく音
細部まで作りこんでいるから
何度も聴いてみてほしい

朗読
これに関して言うと
私はまったくの素人なので
実はすこし恥ずかしい
おまけに年中慢性的に鼻炎で
若干鼻声
だからあんま突っ込まないでね
衛藤くんの朗読については本人に直接聞いてみてください

そして詩集製本
こんぺき出版の本業みたいなところでもありますが
いや~とても大変だった。いろいろありすぎて書くのがめんどうくさい。
点字プリンタがうちにも欲しいね。

本番は3日間あったけど
当初目標は何にも考えず来場者数150人とか言ってて
でも考えてみたら
1回鑑賞するのに30分 諸手続きを含めると40分以上かかる
時間は1日6時間
人は最大9人同時に入れるけどベストは6人以下
だいぶかつかつですね……
60人は来てほしいねというかんじでした

スタッフがたくさん必要で(当の本人たちはまともに動けないし)
はじめてのことだからお客さんが何人来るかなんて予想もつかない
いろいろとてんてこ舞いな中で
3日間のシフトを組みマニュアルをこしらえて
だいたいをイメージしながら
ほんとスタッフの皆さんは素晴らしい仕事ぶりでした
程よくアドリブが効いていて
臨機応変、そして迅速な対応
みんな思うこといろいろあったでしょうけど
誰しもが黙々とやってくれました
自分が一番テンパってたかも

三日間お昼は
ぽっぽおじさんのからあげ弁当だったのだけれど
これけっこうおいしいね。量もちょうどよくて
また食べたいです

結局3日間の来場者数は97名
1日30名ちょいのコンスタントなかんじの客入りで
ちょうどよかったと思います
これ以上増えたらさすがに回らなかった
多い時で20分待ちのお客さんがいました

企画、作品制作から製本やら設営・当日受付、後日のもろもろまで
全部しょい込むのは結構大変だった
特に普段はひとりないしはふたりくらいで動いていたので
3人以上となってくると連携が大変だ
でもその分できること、つくられていくものの幅が大きくなるのは快感だった

まだ、終わってないことは山ほどあるし
これから発展していくためにやることもいっぱいある
こんなに私が充実してるのはみなさんのおかげ。
関係者の皆さん、当日来てくださった方々、
そしてこれを読んでくれているあなたに感謝。

最後に宣伝。
展覧会は終わってしまったけれど、
詩集はまだ在庫があります。
なによりこの詩集にはかなり思い入れが強いので
ぜひ手に取ってほしい。
レントレックの日名子さんにお願いしたら
CD聴かせてもらえると思います。
点字がわからなくてもいいので
英語がわかんないのに洋楽を聴くような感じで
聴きながらふれてみて。
その先に何があるかはつくってる本人もわからないんだけれど
でも難しいことじゃないんです。
目をつぶってふれてほしい。

それではまた
どこかで会いましょう


2013.11.25 豆塚エリ

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