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交換した本の紹介 born to sing/氷砂糖著・総務にゾンビがやってきた!/cage著 
11月頃、氷砂糖さんから新刊「born to sing」が届きました。嬉し~^^☆
遅くなってしまいましたがご紹介いたします。氷砂糖さん、遅くなってしまってすみません;

sborn.jpg

A6、パール調の白い表紙に茶林小一さんによるトランペットとネコのイラスト。
前回いただいた「パラキングダム」とは絵のテイストは違いますが、氷砂糖さんの文章に佇む静謐さは変わらず。
17編の短編小説が収録されています。
豆塚は「ガラスの小瓶」「女の子は」「魚の恋」がお気に入り。
氷砂糖さんの本は三冊読ませていただきましたが、
思ったのは、アイディアの人だなあと。そしてそのアイディアの使いこなしがうまい。
難しい設定もリアリティを持って世界を成立させている。

以下は「ガラスの小瓶」から引用。ガラス工芸職人である私は蓋付き装飾小瓶の依頼人である老人にお礼にと老人の家に招かれる。老人は小瓶に自身の演奏を閉じ込めていた。

「どうやら世間では音を小瓶に閉じ込めることが流行っているらしい。かつて家々にあった調度品としての百科事典のように、今どきはリビングに音を閉じ込めた小瓶を飾ることがトレンドでありステータスなのだという。調度品としての側面を持つなら、なるほど、私の装飾が施された瓶に需要があることも納得がいく。」

「老人は一本の蓋を開け、エッセンシャルオイルを垂らすかのように慎重に中身(見えないけれど)をグラスに注いでゆく。かすかにチェロの音が聞こえた気がした。『私の演奏です』老人はいい、ロックグラスを軽く回す。音の香りが広がる。」


うーん、すごいなあ。情景が浮かんでくる。


もう一冊。「総務にゾンビがやってきた!」こちらはレザックの白、同じくA6サイズ。
著者名はサークルcageとなっていますが中の人は氷砂糖さんだそうです。

szonbiomote.jpg

人口の0.8%がゾンビとして生きている日本。とあるゾンビ者女子の雇用についてのお話。

あとがきによると、著者氷砂糖さんは働く障害者とのことで、
職場で体験したことをベースに「あの時こうしておけば良かった」「こんなことをされたくなかったな」等の創作を交えながら執筆したとのこと。
私も重度の身体障害者で、就労はかなり悩ましいテーマです。というか現在も悩んでます。
なので当事者目線で読むような感じになりました。

なるほどこういったデフォルメの方法があるんだ、と思いました。
障害者の雇用、なんて言ったらちょっと社会問題の香りがぷんぷんとしてなかなか興味を持たれ辛かろうし、
一種の先入観を持たれたまんま読まれてしまうだろうけれど、
ゾンビの雇用って聞いたら、きっと純粋な好奇心で読んでもらえそう。
そしてまたディティールの書き込みが素晴らしいんです。
本の裏表紙にこのような記載が。

szonbiura.jpg

いいなあ。読みたくなりますよねえ。

ただ、短編なのであっという間に読み終わってしまいます。
豆塚的にはもうちょっと続きが読みたい。氷砂糖さん、ぜひ続きを書いてください。m(__)m

ちなみに本の購入はコチラ↓
架空ストア

氷砂糖さんのブログ↓
Luminescence of Rock Candy
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